2025年10月10日投稿
これまでも、お腹の赤ちゃんの愛おしい動きを、何度も感じてきたことでしょう。でも、いよいよ出産が近づく妊娠後期(28週頃から)に入ると、毎日の胎動カウントは、赤ちゃんの元気を知るための、これまで以上に大切な「お守り」のような存在になります。ラストスパートのこの時期が、なぜそんなに重要なのでしょうか?
妊娠後期になると、赤ちゃんにもはっきりとした睡眠と覚醒のサイクルができてきます。つまり、動きがもっと予測しやすくなるということ。毎日カウントすることで、「うちの子は、この時間帯が一番元気だな」という、あなたと赤ちゃんだけの「いつものパターン」が見えてきます。このパターンこそが、何か変化があった時に気づくための、最強の味方になるんです。
赤ちゃんの動きがいつもより明らかに、そしてずっと少ない時、それは赤ちゃんからの「助けて」のサインかもしれません。もちろん、ママの活動量や赤ちゃんの睡眠サイクルなど、一時的に動きが少なくなる理由はたくさんあります。でも、毎日記録を付けていれば、病院に相談する時に、ただ「動かない気がします」と伝えるのではなく、「いつもは10回動くのに15分くらいなのに、この2日間は1時間以上かかっています」と、具体的なデータで伝えることができます。これは、お医者さんにとっても非常に重要な情報になります。
「出産が近くなると、赤ちゃんが大きくなってお腹が窮屈になるから、動きは少なくなる」という話を、聞いたことがあるかもしれません。でも、これはよくある誤解です。確かに、力強いキックから、ぐるん、うにょ〜っとした動きへと、動きの「種類」は変わるかもしれません。でも、動きの「頻度」が減ることはありません。臨月でも、赤ちゃんは元気いっぱいなはず。もし活動が減ったと感じたら、それは「普通のこと」と自己判断せず、病院に知らせるべきサインです。
出産を間近に控えた最後の数週間は、期待と同時に、言いようのない不安でいっぱいになることも。そんな時、毎日赤ちゃんの様子を具体的に確認できる方法があることは、大きな心の支えになります。胎動カウンターアプリのようなツールは、この大切な時期に、ママに「今日も元気だね」という安心感と、「ちゃんと赤ちゃんのことを見守れている」という自信を与えてくれます。
妊娠後期の胎動カウントは、赤ちゃんと毎日交わす「元気?」の挨拶のようなもの。お医者さんと二人三脚で、健やかな出産を迎えるための、シンプルで、誰にでもできる、そしてとても効果的な方法なのです。
免責事項: この記事は情報提供のみを目的としており、医学的アドバイスを構成するものではありません。健康上の懸念については、必ず医療専門家にご相談ください。
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