2025年10月7日投稿
胎動カウントにおける、たった一つの、そして最も大切な黄金ルール。それは、「おかしいな?」と感じたら、絶対にためらわずに病院や助産師さんに電話する、ということです。「考えすぎかな?」と遠慮する必要は全くありません。何もなくて「よかったね」で終わる方が、万が一のことがあるより、ずっとずっと良いのですから。ここでは、どんな時に連絡すべきか、知っておいてほしい「危険信号」を具体的にお伝えします。
これが何よりも一番大切なサインです。赤ちゃんの「いつものパターン」を一番よく知っているのは、他の誰でもないママ自身です。「いつもなら賑やかな時間なのに、今日はやけに静か…」そんな風に、普段の活動量と比べて、明らかに、そしてずっと動きが少ないと感じたら、それはすぐに電話すべき時です。「赤ちゃんも眠いのかな?」なんて、自分で理由を探す必要はありません。「いつもと違う」は、調べる価値のある、赤ちゃんからのメッセージです。
「2時間で10回」というルールは、赤ちゃんからの「大丈夫だよ」の最低ライン、いわばセーフティーネットです。集中して胎動を数えてみても、2時間経っても10回の動きを感じられなかったら、すぐに病院に連絡してください。その前に、冷たい飲み物を飲んだり、少し甘いものを食べたり、体の左側を下にして横になったりして、赤ちゃんに「起きてー!」と合図を送ってみるのも良い方法です。それでも反応が鈍い場合は、迷わず電話をしましょう。
頻繁にあることではありませんが、これも見逃してはいけない重要なサインです。突然、今までになく暴れるように激しく動き、その直後にピタッと静かになってしまった…。これは、例えばへその緒のトラブルなどで、赤ちゃんが苦しがっているサインかもしれません。このような場合は、すぐに病院に電話するか、直接向かうことを強くお勧めします。
電話をすると、おそらく「すぐに来てください」と言われるでしょう。病院では、赤ちゃんの心拍が元気かどうかを確認するための「ノンストレステスト(NST)」という検査を行うのが一般的です。また、エコー(超音波検査)で赤ちゃんの様子を詳しく見ることもあります。ほとんどの場合、検査の結果「赤ちゃんは元気ですよ」と分かり、ママも安心できます。でも、その「安心」を得ることこそが、何よりも大切なのです。
免責事項: この記事は情報提供のみを目的としており、医学的アドバイスを構成するものではありません。赤ちゃんの動きについて少しでも心配なことがあれば、どうかご自身の判断を信じて、すぐに医療専門家にご相談ください。
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